2-6-31:5:25の法則 ー離反を5%改善すると利益が25%改善する

顧客起点マーケティング 良い売上、悪い売上
顧客離反を5%改善すると企業の利益は25%向上し、コスト削減と安定した収益につながります。
2-6-31:5:25の法則 ー離反を5%改善すると利益が25%改善する
  • 2-6-31:5:25の法則 ー離反を5%改善すると利益が25%改善する
  • 2-6-31:5:25の法則 ー離反を5%改善すると利益が25%改善する
Geminiで生成

顧客離反の防止がもたらす巨大な利益インパクト

3つ目として、5:25の法則を解説します。これは、企業の利益を大きく左右する顧客維持の重要性を示す経験則です。

この法則が示すのは、「顧客の離反率(既存顧客が製品やサービスの利用を中止してしまう割合)をわずか5%改善するだけで、企業の利益が最低でも25%向上する」ということです。

5:25の法則は、新規顧客獲得には既存顧客維持よりもはるかに多大な費用がかかる、1:5の法則と関連しています。新規顧客の獲得には多くの広告宣伝費、営業活動費、初回購入時の割引など、様々なコストが発生します。そのため獲得した既存顧客が一度離反してしまうと、その分の売上を埋め合わせるために、再び多くのコストをかけて新規顧客を獲得しなければなりません。

しかし、5:25の法則が示すように、離反する顧客を減らすことができれば、新規顧客獲得に費やすはずだった費用を削減できます。結果として、このコスト削減が企業の利益に直接的かつ大きな改善をもたらすのです(図2-14)。

1:5の法則と5:25の法則は、顧客維持の重要性を示す

この2つの法則は、どちらも顧客維持の重要性を強調しています。企業が持続的に成長するためには、既存顧客との良好な関係を維持し、彼らの離反を防ぐことがいかに不可欠であるかを明確に示しています。

継続購入型ビジネスにおける、具体的なケースを挙げておきます。

携帯電話会社の場合

携帯電話会社が、解約率(顧客の離反)を5%改善できたとする。継続顧客から得られる営業利益率は非常に高く、また新規顧客獲得への高額な投資を増やさずにすむので、その結果、利益が25%以上改善される可能性がある

サブスクリプションサービスの場合

動画配信サービスや音楽配信サービスなど、月額料金制のサービスでは、解約率の改善が直接利益に影響する。解約率が下がれば、安定した収益を確保できるだけでなく、新規顧客獲得にかかる費用を抑えることができる

まだ会員登録されていない方へ

会員になると、既読やブックマーク(また読みたい記事)の管理ができます。今後、会員限定記事も予定しています。登録は無料です


《西口一希》

良い売上、悪い売上