

3.要素やアイデンティティ 62の優先語彙:24~27
「ブランド・ブランディングに関する158語彙:8分類と62の優先語彙」で紹介した8分類に沿って、62の優先語彙を解説しています。ここでは「3.ブランドの要素やアイデンティティに関連するもの」より、ブランドアイコン、ブランドアイデンティティ、ブランドアソシエーション/ブランド連想、ブランドカラーを解説します。
ブランドアイコン(Brand Icon)
ブランドを象徴する、視覚的またはキャラクター的な要素。ロゴやマスコットなどが挙げられます。
事例1:マクドナルドの「ゴールデンアーチ」は、世界的に認識されるブランドアイコンです。
事例2:ミシュランの「ミシュランマン」は、タイヤブランドであるミシュランを象徴するブランドアイコンとして広く知られています。
事例3:KFC(ケンタッキーフライドチキン)のカーネル・サンダースは、KFCブランドを代表するアイコンキャラクターです。
ブランドアイデンティティ(Brand Identity)
ブランドが顧客にどのように認識されたいか、自ら定義する価値観やメッセージ、視覚的表現などの一貫性を指します。ロゴ、カラー、メッセージなどで表現され、一貫性があることが重要になります。
事例1:Appleのブランドアイデンティティは、シンプルさと革新性を基本に構築されています。
事例2:無印良品のブランドアイデンティティは、シンプルさと品質、環境への配慮を強調しています。
事例3:IKEAのブランドアイデンティティは、北欧デザインと手頃な価格での利便性を表現しています。
ブランドアソシエーション/ブランド連想(Brand Association)
顧客が特定のブランドを聞いた際に思い浮かべるイメージや連想。ブランドとの関連性が高い要素を指します。
事例1:コカ・コーラは、爽快感や夏を連想させるブランドアソシエーションを有しています。
事例2:BMWは、高級感とスポーティなイメージが強く結びついているブランドアソシエーションがある。
事例3:ディズニーは、夢と魔法を連想させるブランドアソシエーションを形成しています。
ブランドカラー(Brand Color)
ブランドを視覚的に表現するために使われる特定の色。ロゴや広告、パッケージなどで一貫して使われます。
事例1:コカ・コーラの赤は、ブランドカラーとして全世界で認識されています。
事例2:ティファニーの水色(Tiffany Blue)は、ブランドの象徴として世界的に認知されています。
事例3:ソフトバンクで使用される白とグレーの組み合わせは、多くの顧客に認識されているブランドカラーです。
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