競合には勝っている。それでも顧客に選ばれない -罠4:顧客の視界で見ていない
自社と競合の商品を比べ、勝っている点を顧客に伝える。それ自体は当然の仕事です。しかし顧客が比べている相手は、比較表の中にいるとは限りません。競合との比較表が顧客の選択肢そのものだと取り違えるのが、この罠です。
自社と競合の商品を比べ、勝っている点を顧客に伝える。それ自体は当然の仕事です。しかし顧客が比べている相手は、比較表の中にいるとは限りません。競合との比較表が顧客の選択肢そのものだと取り違えるのが、この罠です。
2026年9月10日に開催された「AI Marketing Day 2026」で、西口一希が「マーケティングの原理原則をAIに宿す」と題した基調講演を行いました。AIがどれだけ進化しても変わらない6つの原則と、自身の思考回路をデータベース化した「Wisdom AI」の現在地について、講演の内容を再構成してお届けします。
継続顧客を重視し、長期的な「良い売上」を最大化することがビジネス成功の鍵となります。新規顧客だけに目を向けず、リピーターの利益貢献を重視すべきです。
他社で成功した施策は、自社にも取り入れたくなります。しかし外から見えるのは施策の形だけで、成功を生んだ条件は見えません。見えた施策が成功の理由そのものだと取り違えるのが、この罠です。
継続的な利益に貢献する「良い売上」と一過性の「悪い売上」に着目し、長期的な視点で利益を重視すべきです。
昭和の時代は売上と利益が比例していました。しかし、現代では人口減少やニーズの多様化により同じ図式は通用しないため、利益につながる売上に戦略的に集中すべきです。
売上重視の評価体制は短期的な売上追求を促し、長期的な成長を見失う原因となります。
短期的には売上はすぐに伸ばせますが、利益は長期的に顧客の継続や質を見極める必要があります。安売りは短期向けの施策です。
フレームワークは、状況を整理する道具です。しかし欄が埋まった時点で何をするかまで決まったように感じてしまいます。分析が整っただけなのに、決断まで済んだと取り違えるのが、この罠です。
P&Gの成功原則は、顧客中心の思想、明確な戦略、組織と人材の育成にあり、AIやSDGsなどの変革を取り入れつつ進化し続けています。16年間にわたりマーケターとして、そして経営者として鍛えられたという西口一希が解説します。
データに基づく経験則を盲信して「新規かロイヤル顧客か」という不毛な二択に陥らないようにしましょう。顧客を固定された存在ではなく常に動き続ける「動態」として捉え、自社の顧客構造を正しく見極めることが大切です。
本記事では、書籍『良い売上、悪い売上』の巻末に収録した、一休の榊社長、花房氏と西口との対談記事を紹介します。「顧客 ID 別の利益管理」を実施する同社は、「良い売上の最大化・悪い売上の最小化」をまさに実践している企業だと言えます。(取材日:2025年5月)
この連載「ビジネスの罠と解決法」では、仕事で正しいと思って選んだことが、なぜ期待した結果につながらないのかを考えます。判断を誤る理由を理解し、ご自身の仕事で何を確かめ、どう動くかを決められることを目指します。初回の罠は「目的の欠如」です。
目標に近づくほど、やるべきことは増えます。しかし現場が使える時間は増えません。順位を並べただけで、時間の配分まで決めた優先順位があると取り違えるのが、この罠です。
ビジネスやマーケティングの現場では、多くの人が「成功事例」や「ノウハウとしてのベストプラクティス」を探し求め、それを模倣しようとします。
なぜ誰もが選ぶ「正解」の道が失敗につながるのか、そのメカニズムを「市場の論理」で解き明かした3つの教訓をまとめました。
本記事では、書籍『良い売上、悪い売上』の第6章に収録した、ジャパン・クラウド・コンサルティング代表の福田康隆氏の取材記事を紹介します。(取材日:2025年5月)
AI の活用範囲が、その進化により急速に広がっています。AI を使えば生産性の向上が期待できる業務 36個について、すぐに実践できるプロンプトとセットでまとめました。
顧客一人の深い心理理解(N1分析)は、購入動機の把握や戦略策定に効果的です。肌ラボの事例は、その重要性を示しています。
目標勾配効果とは、目標に近づくにつれて、達成へのモチベーションが強くなる現象です。ゴールが見えると、人はより一生懸命取り組む傾向があります。
マーケティングには初回購入、継続購入、ブランディングの3種類があり、目的に応じたアプローチが必要です。顧客の価値認識を理解し、記憶に残していただく工夫が重要です。「WHO WHAT HOWと価値の理解」完結です。